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体験レポート

緑のトンネルを抜けて。天狗の山・高尾山ウォーキング体験レポート

緑のトンネルを抜けて。天狗の山・高尾山ウォーキング体験レポート↗

参加コース:高尾山 稲荷山〜薬王院ウォーキングツアー(約4時間) 参加日:5月某日(晴れ) 参加者:30代女性・友人と2名 集合:京王線 高尾山口駅 改札前 9:00

都心から1時間、別世界の入口へ

新宿から電車に揺られること約50分。高尾山口の駅に降り立った瞬間、空気がひんやりと澄んでいるのに気づきました。改札を出るとガイドさんが笑顔で迎えてくれて、この日のメンバーは私たちを含めて8名。「今日は富士山が見えるかもしれませんよ」という一言で、出発前から胸が高鳴ります。

標高599メートル、ミシュランの三つ星にも選ばれた山と聞くと身構えてしまいますが、ガイドさん曰く「自分のペースでゆっくり歩けば大丈夫」とのこと。半信半疑のままスタートしました。

尾根を歩く稲荷山コース

今回登ったのは、ケーブルカーを使わずに自分の足で登る稲荷山コース。最初の階段こそ少し息が上がりましたが、尾根に出ると一気に視界が開けて、木々の間から街並みが見下ろせます。

何より印象的だったのは、ガイドさんの解説でした。ただ歩くだけなら見落としてしまう足元の野草や、季節の渡り鳥、巨木の年輪の話まで。「この葉っぱ、揉むといい香りがするんですよ」と渡されたクロモジの香りは、今でも忘れられません。一人で来ていたら絶対に気づかなかった小さな発見が、道のあちこちに隠れていました。

新緑の季節だったこともあり、見上げれば一面の緑のトンネル。木漏れ日が地面に揺れる中を歩いていると、いつのまにか日々の疲れがほどけていくようでした。

天狗が守る薬王院でひと休み

山頂手前の薬王院では、参道に立ち並ぶ天狗の像が出迎えてくれます。鼻の高い大天狗と、くちばしを持つ烏天狗。古くから天狗が住む霊山として信仰を集めてきた場所だそうで、線香の香りと荘厳な雰囲気に自然と背筋が伸びました。

途中で立ち寄った茶屋でいただいた天狗焼も忘れられません。黒豆あんがたっぷり詰まったあつあつの焼き菓子で、歩いた後の身体に染みわたる甘さでした。

山頂、そして富士山

そして迎えた山頂。ガイドさんの「今日はラッキーですよ」の声に振り返ると、雲の上に富士山がくっきりと浮かんでいました。思わず歓声を上げてしまったほどです。みんなで写真を撮り合いながら、初対面だったメンバーともすっかり打ち解けていました。

下山後のお昼は、名物のとろろそば。山歩きで火照った身体に、つるりとしたのど越しが最高のごちそうでした。

歩いてよかった、と思える一日

「登山」と聞くと構えてしまっていた私でも、ガイドさんがいてくれたおかげで、最後まで楽しく歩き切ることができました。景色や名物グルメはもちろん、何気ない道端の物語を教えてもらえたことが、この日いちばんの収穫だったかもしれません。

都心からたった1時間で、こんなにも豊かな時間が過ごせるなんて。次は紅葉の季節に、また歩きに来たいと思います。


◎こんな方におすすめ ・運動不足を解消しながら自然を満喫したい方 ・一人参加で気軽に山歩きデビューしたい方 ・ガイド付きで安心して楽しみたい初心者の方